5篇の短編集で、どの作品も家族を主題としたありがちな内容であるが、時々ぐっと心臓を押されるようなリアルさがある。2篇目の「サボテンの咆哮」が個人的に一番好き。
以下、Amazon.comより
内容(「BOOK」データベースより)
セレブママとしてブログを更新しながら、周囲の評価に怯える主婦。仕事が忙しく子育てに参加できず、妻や義理の両親からうとまれる夫。自分の娘の発達障害を疑い、自己嫌悪に陥る主婦。出産を経て変貌した妻に違和感を覚え、若い女に傾いてしまう男。父の再婚により突然やってきた義母に戸惑う、高一女子。同じ幼稚園に子どもを通わせる家々の、もがきながらも前を向いて生きる姿を描いた、魂ゆさぶる5つの物語。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
窪/美澄
1965年、東京都生まれ。短大中退後、広告制作会社、フリーの編集ライターを経て、2009年、「ミクマリ」で第8回女による女のためのR‐18文学賞大賞を受賞しデビュー。11年、受賞作を収録した『ふがいない僕は空を見た』で第24回山本周五郎賞を受賞、本屋大賞第2位に選ばれた。12年、『晴天の迷いクジラ』で第3回山田風太郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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